先日、エンジニア向けオンライントークイベントに登壇させて頂いたのですが(僕みたいなもんが、なぜ元GoogleのエンジニアでRetty CTOの樽石さんや起業家の三口さんとトークさせて頂いてるのか恐縮です)

オンライントーク「コロナ禍におけるリモートワークの状況について」

時間の関係でちゃんと話せなかった事があるので、自分の考えをメモ程度に残しておきますね。

伝えたいのは「リモートで活躍する人や組織って、コミュニケーションで工夫を凝らしていますよね」ということです。

■ コミュニケーションの3つの型

僕が知る限り、コミュニケーションには型が3タイプあります。

・1 対 1:いわゆる「サシ」ってやつ
・1 対 N:セミナーとか、会社であれば全体定例はこれ
・N 対 N:複数の人間が話す会議や飲み会など

(※データベースの設計もこんな感じで似てるんですけどね…)

そして、コロナの影響でリモートワークに移行する中、仕事を円滑にするめるためには工夫が必要になってきるんですよね。

そして、これに気付いている人や組織は既に実践していますが、気付いてない人たちは全然できていない。超ギャップが激しい状況です。

リモートで3つのコミュニケーションの型はどう変わったか?

ということで、一つ一つ説明してみますね。

■ 1対1の10分会議やマメなチャットをガンガンする人は仕事が早い

まずリモートワークで消滅したのは「ちょっとした個人同士の雑談」ですが、実は仕事を進めるためには大事なんです。

わからないことをすぐ聞けたり、何気ない会話から他部署の動きがわかったり。でも今はそういった偶然は期待できません。

リクルート時代は「タバコ部屋で案件が決まる」と言われたくらい、ちょっとした会話が売上につながるので、その時期は喫煙してた程です(とっくに止めましたけど)。

なので、リモートワークでは「10分で良いので時間ありますか?」「いまちょっとだけいいですか?」と気軽に聞ける人が、この個人の雑談をリモートで再現し、活躍しているなと感じます。

■ 1対Nのコミュニケーションはコロナ前より「盛り上がり感」を表現すべし

次に、リモートワークで困るのは「チームとして一体感を感じにくい」という点です。組織が目標に向かって力を合わせるには、同じ共同体に所属して頑張っている仲間なんだという自覚が必要です。

たとえば、前職のメルカリや今のスマニューはコロナ前からグローバルな組織なので、海外拠点で働くエンジニアも含めた一体感をつくる必要があります。

そこで、毎月「Global All Hands」や、半期に一度の「事業戦略説明会」のような、大規模な社内イベントを開催するのが通例なんですね。

コロナ後は、2社共に「原則フルリモートワーク」に舵を切りましたが、スマニューのGlobal All Handsに参加していて感じるのは「コロナ前よりも、より”盛り上がり感を可視化”するための工夫」をしているということです。

なんせ、リモートだと拍手をしても聞こえないですからね。そこで、Slackの専用チャンネルをイベント中に画面右側に写し、参加者がスタンプをガンガンつける様子が全員に見えるようにしてました。すごい勢いでタイムラインが流れていきますが、それで良いんです。

だって、それこそがオフラインからオンラインになったことで空間から抜け落ちた要素だし「会場での拍手や皆の笑いなどの反応」をプロダクト的に再現しようとしているわけです。

さらに、それ以外にも工夫が沢山。開催直後の音楽が気分を盛り上げるし、USやJPの現状についての共有は真面目にやりますが、話を振る司会の立ちふるまいも超ポジティブ。エンディングには、拠点ごとに撮影したメンバーの日常や動画も交えていて、その演出はまるでテレビ番組みたいなクオリティでした。

社外/社内のイベント運営の仕事をしている人は、こういった工夫を凝らしつつ、大げさなくらい盛り上げにいってください。リモートでのコミュニケーションは、それくらいで丁度良いです。

■ N対Nは5人以上は無理ゲー

N対Nのコミュニケーションには2つのタイプがあります。

その1:会議

会議では基本的に、同時に複数の「会話の輪」ができることはないと思います。1つのテーマを順に取り上げていって、誰かが発言し、その次に誰かが話すというリレーバトン形式のコミュニケーションです。

そういった意味でリモートに向いてはいるのですが、それはあくまで「進捗確認」が目的の会議の場合です。

単なる確認ではなく、議題をもとに意見を出し合って意思決定する「ディスカッション」の場合、コロナ前よりもさらに「事前のアジェンダ準備」「会議前に参加者がそれを読み込んでおくこと」が必要です。メルカリでは、ここが徹底されているとのことです。

また、会議で出たアイデアを構造化する必要がある「ブレスト」の場合は、ホワイトボードにメモを取れないので、リモートに向いてません。ここはノートで代用するなど、僕も試行錯誤中です。

ただ、N対Nの場合はいずれにせよ、人数が多いと前にも増して「発言ゼロの参加者」が出てきてしまうので、参加者数には注意が必要です。

その2:飲み会

さらに向かないのが「飲み会」です。「会話の輪」が基本的に1つしか存在できないリモートは、誰かが話していたら他の誰かは黙っていないといけません。

Zoom飲みもやってみましたが、せいぜい4人くらいが限度かな。。。それを越えると、つまらなくていつの間にか消えてる参加者も出てきてしまいます。

一人でも話の長い人がいると止められないので最悪ですw

なので、N対Nのリモートコミュニケーションは、参加人数の制限を以前よりも厳しく考えた方がオススメです。

ということで、今日は以上です。すみません。メモにしては長くなったな。。。