面接官の「逆に質問ありますか?」は本音に迫るチャンス

本当はやりたくもないのに、15年以上も面接官をやってきた自分が通りますよっと。実はGWのはじめころに、ふとこういうツイートしたんです。

たぶん、どこかの会社の内定者の「私はこうして内定した」的なツイートを見て「本当にそうなのかな」と疑問に感じたんだと思います。面接官としては全然違う理由で通過させてる事も多いので。

そこでこのブログでは

  • 自ら7回転職してみてわかった“面接を受ける側”
  • 面接官として15年以上やってきた“面接する側”

この相反する2つの視点から、面接を控えた転職希望者に「面接官の本音」と、ちょっとしたアドバイスをしたいと思います。

そうすることで、皆さんが面接本番でリラックスできたら僕も嬉しいです。

■ 面接官への逆質問をどう乗り切る?

今日のお題は「面接で「最後に、質問はありますか?」って聞かれた時にどういう質問をすればいいのかわからない」という悩みです。

僕も面接官として実際に質問していたので面接官の気持ちはわかります。

一方の面接される側は、合否がかかってるので真剣です。志望度が高い会社であれば、想定される質問に対して色々と準備もするでしょう。

それなのに、さんざん準備した割にはこの「逆質問」に対して戸惑ってしまったり、しばらく考えた結果「質問、ないです。。。」みたいな方も多くてもったいんですよね。

では、どういう質問をするべきなんでしょうか?僕の考えを説明しますね。

■ 逆質問では「面接官の本音」に迫ろう

まず、質問を促された時にまだ聞きたいことがあるなら、あれこれ迷わず聞きましょう。

一方で、質問が思いつかない場合はどうでしょうか?結論から言うと、質問した方が良いです。質問しないと落ちるわけじゃないですが「面接の時間を有意義にするチャンス」でもあるので、もったいないです。

では、どういう質問をするのがおすすめかというと「その面接官の本音を率直に聞くような質問」が筋が良いと思います。

面接という場は、基本的に面接官が候補者を見極めるために、様々な質問をしていきます。候補者の経歴や実績、転職の動機に加えて、エンジニアの面接であればお題を出してホワイトボードでコードについて質問したり、設計の考え方を聞いてみたり。

ただ、案外「面接官の人となりについて話す機会」はないんですよね。そこがポイントです。

■ 面接官だって「普通の人間」

面接官というのは「業務」なんです。企業には「面接官トレーニング」というものがあって、人を面接して見極めるというのは一つのスキルですし、その人のセンスも如実に現れます。

しかも、面接だけ専業でやってる人なんていないんですよね(管理職の中には面接の比重が大きい人もいますが)。現場で仕事を抱えている人が、自分の時間を面接にも割いているのが現実であり、人によって面接官としての熟練度にも大きく差があります。

面接官だって「普通の人間」です。自分のことに興味をもってもらえて、嬉しくない人間はいないです。

面接は「”自分”という商品を売り込む場」でもあるので、相手の懐に飛び込んで心を開いてもらう事に、メリットはあってもデメリットはありません。

なので、もし面接官に逆質問する機会があるなら「面接官である”あなた”はなぜ御社に入社したのか」「最近チームで課題だと思ってることを教えて欲しい」など、面接官個人にフォーカスした質問をしてみて欲しいです。たぶん盛り上がるんで(全然ダメだったらごめんなさい)

本来、面接での形式張ったやりとりを越えて、お互いの人となりや考え方について意見を交換し合えたら、受かったとしても、落ちたとしても、その時間が有意義だったと感じられたら次につながると思うので。

ということで今日は以上です。ありがとうございました。