先日、「35歳転職限界説」についてのツイートに反響がありまして。

様々なコメントやリツイートを頂く中、共感して下さる方や「35歳転職限界説なんてもはや存在しないよね」と、昔を懐かしむような声もありました。

実際はどうなんでしょうか?

■ 35歳転職限界説のウソとホント

転職エージェント時代を振り返ってみても、全体として35歳という年齢が一つのボーダーラインのように語られて来たのは事実のはずです。実際、知り合い含めて「転職は35歳まで」とアドバイスする転職エージェントもいました。

ただ、それはリーマンショック後から最近まで深刻な人材不足で需給バランスが崩れていたために年齢要件が緩くなっていただけです。

僕がビズリーチに勤務していた2013~2016年は、まさにその典型で、35~45歳以上の方が、どんどんチャレンジングなポジションに転職していくのを目の当たりにしていました。

ただ、今回のコロナショックで、企業の採用はまた大きく絞られているはずで、5月のリクルート決算でもその影響は如実に出ています。

だが、IndeedもGlassdoorもコロナの影響を避けることはできない。
すでに「求人活動や採用活動の動きが世界的に鈍化している」(峰岸CEO)中で、IndeedとGlassdoorに掲載された求人件数は4月、前年同月比で35%以上減少した。
2月、3月はそれぞれ26%増、4%増だったところからの急落だ。

この影響によって採用要件が再び厳しくなるのは容易に想像がつくと思います。

したがって、残念ながら「大学卒業時点が市場価値のピーク」の人には35歳転職限界説は見事に当てはまってしまうのが現実でしょう。

逆に、「市場価値を少しずつでも上げている」人には当てはまりません。

IT業界やエンジニア求人を中心に、コロナの影響をものともしないどころか、逆に追い風として生かそうというスタートアップもあります。

■ 起きてるのは「転職市場の二極化」

ということで「35歳転職限界説」については、ウソとホントが入り混じっているので混乱を招きやすいのです。

頭の中でイメージすべきは日本の少子高齢化のような「一方向への単調な変化」ではありません。

起きてる事は「二極化」であり、2つの真逆の事象が同時に進行して行くことを指します。

皆さんも、今の段階でご自分の市場価値をシビアに把握してみることをおすすめします。

転職エージェントに登録してみて、もし「塩対応」されたら注意です。

彼らは求職者側から料金をもらっているわけではないので、ある意味で客観的かつシビアな市場価値を気づかせてくれる存在でもあります。

以上です。読んで頂きありがとうございました。