超久しぶりの投稿です。実はしばらくtwitterばかりやってたんですが、一ヶ月くらい前からはVoicyの『たいろーのユニコーン転職ラジオ』で毎日、キャリアや働き方についての放送をがんばってます。

この放送では、メルカリやスマニューといったユニコーン企業を渡り歩く転職8社目のプロダクトマネージャーとして、転職や年収アップのコツ、キャリアや働き方についてお話ししていく予定です。

第1話は「急成長企業に転職しよう」という話でしたが、その内容を文字で読みたい方向けに、文字起こしを置いておきますね。

今後、定期的に配信内容の書き起こしをこちらにアーカイブしていこうと思います。

転職ラジオ #1

■凡人としての自分について

振り返ると、僕は決して恵まれた家庭環境に育ったわけではなくて。

IT 業界にいると「小さい頃から海外に住んでいて気付いたら英語を話せてました」とか「物心つく時からパソコンでプログラミングしてました」みたいなITエリートが結構いるんですけど。残念ながら、僕の場合はそういうのは一切なかったです。凡人です。

うちは母子家庭で。小さい頃、父は働いてなくて小学校1年生の時にお酒飲み過ぎて死んじゃいました。親戚を見回しても「大学に行こう」って思う人もいなければ、行かせてもらうお金もない家系でした。母なんて、家が貧乏すぎて高校も行かせてもらえなかったそうで。中学卒業してから自分が働いて一家を支えていた苦労人です。女手ひとつで僕を育ててくれた母には、とても感謝してます。

小学生時代はというと、運動ができない。球技が苦手で、ドッチボールでもボールが取れた試しがない。運動はどんどん嫌いになりました。

中学、高校と勉強はそこそこ。理科が得意なだけであとは平均的。浪人して大学に入っても、バイトして酒ばかり飲んでた大学生でした(唯一、理論社会学のゼミだけは真面目にやっていて、それが今の仕事につながっています)

そんな凡人の自分が、就職氷河期真っ只中の就活で、リクルートグループに拾って頂いたのがキャリアのスタートでした。

■急成長企業で僕に起きた事

こうして社会人のスタートを切った自分ですが、新卒で人事と法人営業に従事させてもらったリクルートを3年で離れてインターネット業界に転職しました。そこからはもう「この会社に転職した」というよりも「インターネット自体に転職した」という感覚です。

その後も何社か転職しました。中には、今は買収された会社や、つぶれてしまった会社もあります。子会社の立ち上げと経営を任されて、自分でサービスを立ち上げ、それが思いのほか話題を集めたこともありました。

その後、ビズリーチ(2013~2016)、メルカリ(2017~2019)、スマートニュース(2020~)といった急成長企業ばかりを渡り歩くことになります。前職のメルカリには3年と3ヶ月ほど在籍させて頂きました。もう上場済みですが、未上場の在籍当時は日本で唯一と言われた「ユニコーン企業 = 未上場で時価総額1000億以上」でした。

振り返ると、僕のキャリアは「入社後に急成長を遂げ、企業規模が4〜5倍になる」っていうパターンがここ何回か頻発しています。ビズリーチは入社時150人→800人、メルカリは400人→1800くらいの規模です。

で、ここが非常に重要なんですが。事業が急成長する乱気流の中で、凡人である僕に、「信じられないような成長機会」がやってきたわけですよ。

例えば、ビズリーチでもそうなんですけど。そもそも「なんか自分でサービス出してみました」くらいの若造がですよ?技術の粋を極めた求人検索エンジン、つまり「和製Indeed」 のようなインターネットサービスを、ゼロから開発するプロジェクトのプロダクトオーナーを任せてもらうって…信じられないチャンスですよね。

そのおかげで、当時Yahooさんにお願いして。出向とまでは言いませんが、オフィスにしょっちゅう伺って検索技術をみっちり学ぶ機会を得られましたし、そこで得られた経験がメルカリ入社につながって、当時ただ一人のCtoC検索アルゴリズム改善担当になっていくわけです。

メルカリは当時、USメルカリの立ち上げ真っ只中でした。なので入社前に「US出張して英語で仕事することにならざるを得ないだろう」と覚悟を決めて一ヶ月間、セブ島に語学留学しました。そして案の定、入社後いきなりサンフランシスコに出張してユーザーインタビューすることになりました。有給消化で語学留学してなかったらヤバかったです。それを機に徐々に英語慣れして、そこからは職場での実践英語で鍛えられてここまで来ました。

どうですか?もうこれだけでも、僕からしたらビックリするような成長機会、大チャンスがやってきているんですけど。メルカリは、そこからさらに進んで「国内人材のインターハイ」みたいな就業環境に突入していくんですね。

日本あるいは世界中から集まる超優秀なエンジニア事業売却経験のある起業家、他社で役員だった優秀な方達がガンガン入社してきて、その人たちと一緒に仕事をするわけですよ。他にも、元 Google のプロダクトマネージャーP&G出身のマーケターとも一緒に仕事ができました。そうやって頑張る中で、気が付いたら自分もスキルアップできたんですね。

以上が、僕が急成長企業で得られた経験です。僕は「もっと多くの人が急成長企業に飛び込んで欲しいな」と思っているし、思わずにはいられないのですが、こういう経験をしているからなんです。

僕も新卒で入社したのは大企業としてのリクルートグループですし、大企業で生きていこうと頑張る経験があってもいいんですけど。

いつかはそこから飛び出して、急成長の上昇気流の中で自分オリジナルのキャリアをつくったり、信じられないような成長機会を、皆さんにも手に入れて欲しい。そんな思いで、この「ユニコーン転職ラジオ」をやってます。

■凡人だからこそ急成長企業に行け

実にその間、年収もびっくりするぐらい上がったんですが(汗)それが、いかにして可能だったのかという話も今後、どこかでしようと思ってます。

一般的に、会社員の年収は市場価値によって決まるんですが。市場価値っていうのは基本的に「事業の成長」「個人の成長」が掛け算で決まっています。

他にもいろいろ説明の仕方があると思うんですが、詳しくは僕のブログ『リストラに殺されない生き方(3) 業界と個人の成長をかけ算する』に書いたので、それを参考にしてみてください。

リクルート時代、様々な業界の求人やいろんな人の履歴書を見る中で「年収って一体、何で決まるのか」ってすごく疑問に思って。

僕の見立てでは、年収ってその人がどれだけ頑張っているか、スキルアップしたか、役職が上がったとかっていうこと以上に、事業そのものの利益率や、さらに言うと「業界や事業が成長しているか」という要素の影響が大きいんです。

例えば、イメージしてみて欲しいんですけど、ジャンプ力で競っていたとして。トレーニングするとジャンプ力が上がる。そういう努力は「スキルアップの努力」ですよね。

でも、エレベーターの中でいくらジャンプしても、下りのエレベーターの中でジャンプしていたら、低い位置にしか行けないですよね?

一方で、ジャンプ力がない人でも上りのエレベーターでジャンプしてたら、高い位置まで行ける。

これを僕は『成長のエレベーター理論』で呼んでるんですけど。

個人の努力も大事ですが、それ以上に「どこで努力をするべきか」の影響が大きいとしたら「新しい成長機会」だったり「スキルを獲得するチャンスを得られる環境」をゲットできるかどうかが、市場価値を高めていくために大事で。

でも、そこにも競争があるんです。

そういう機会やチャンスは、社内に優秀な人材がうじゃうじゃいたら目の前にやってこないです。だって、すでにデキる人が向いたらその人に仕事が行くじゃないですか。例えば、勤め先がこれから海外進出するとして。ネイティブで現地に詳しい社員がいたら、その人に仕事を振りますよね。普通はね。

でも、社内に人材が不足していたら新しく採用しないといけないし、それも難しければ既存のメンバーでも「なんかこいつ英語中途半端だけどで任せてみるか」みたいな感じで抜擢されるケースが起きやすいんですね。

つまり「事業の急成長に対して人材の供給が追いつかない」ことで「需給バランスの崩れやねじれ」が起きて、そのタイミングでそこに立っていることが大事なんです。

こんな凡人の僕が、これほどの成長機会を獲得できたのも、「急成長に人材の供給が追いつかず、ポテンシャルを含めて任せもらえた」ということなんです。

これこそ、僕が「急成長企業に行こう」とお話している理由です。他人事でお話してるんじゃないんです。僕が、自分自身の経験から本当にオススメしたくて言ってます。

もちろん、ただの「自称ベンチャー」みたいな、事業が成長してない会社に入るのはオススメしません。全然事業が成長しないのに「少数精鋭でやってます」みたいな会社があったとしましょう。百歩譲って、経営陣はそれでも良いかもしれませんが。

でも、それでも人は歳を取ります。そして、歳を取れば、人生の次のステージがやってきてしまいます。

したがって、ここはあえて極論を言いますが「事業は成長がすべて」です。

成長がなければ、その事業に従事してくれている従業員たちの人生に、次のステージや、次のチャレンジ、ワクワクするような成長機会を提供することができません。

間違えて欲しくないのは「小さい会社に行こう」ってわけではないです。

あくまで、もう急成長が始まっていたり、これから大きく成長していくポテンシャルや経営陣の明確な意思や戦略がある会社を見つけて、なるべく早く飛び込んで欲しいと思っています。

そして、かつてビズリーチやメルカリ、スマートニュースが僕に与えてくれた成長機会や、今見ているこの光景を、皆さんにも見て欲しいと願っています。

もちろん、皆さんには皆さんにとっての急成長企業、ひいては「ユニコーン企業」「NEXTユニコーン企業」があると思うので、そういった企業はどこにあるのか?そんなキャリアをつくって行くにはどうしたらいいのか?それを、これからこのラジオでお話ししていきたいと思っています。

ということで、第1回はこのぐらいかな?聞いてくれてありがとうございました。ではまた!